「ベンナビ相続」って実際どうなの——そう調べているあなたは、たぶん今、親の相続で兄弟ともめているか、もめそうな空気を感じているんだと思います。弁護士に頼むほどなのか、頼むとしてどこで探せばいいのか。まず気になる三つに先に答えます。
- サイトの利用は無料。初回相談無料の事務所も多い
- 営業電話は来ない。連絡するのは自分から
- 相続に強い弁護士を地域・分野で絞って探せる
- ただし質は弁護士次第。あくまで「検索ポータル」
私は母を見送ったあと、実家の土地のことで弟と一年近く口をきかなくなりました。当事者だけだと話がこじれて全然進まなくて、最終的に「ベンナビ相続」で相続に強い弁護士を探して、間に入ってもらった人間です。だから、いいところも、正直「ここはなあ」と思ったところも、両方書きます。
けんじ提灯記事にする気はないです。弁護士費用はかかるし、相性もある。そこも含めて話します。
- 当事者だけで進まない時の入口に役立った
- 無料相談で依頼するか決められたのが大きい
- 弁護士費用はやはりかかる。覚悟は要る
- 一人目で即決せず二人会って比べて正解
- もめてからより、もめそうな段階で動く
良い口コミ・評判5選


まずは評判のいい声から。私自身が「たしかにそうだった」と思えたものを中心に、世間の口コミと自分の実感をまぜて並べます。一つずつ見ていきますね。
相続専門で絞り込めた


普通の弁護士検索だと、離婚も交通事故も相続も全部やってます、みたいな事務所が並びます。でも相続って、遺産分割や遺留分でやり方が結構違うんですよね。「ベンナビ相続」は相続に強い弁護士だけが集まっているので、最初の絞り込みがラクでした。
私の場合、争点が実家の土地の評価だったので、不動産がからむ遺産分割に慣れている事務所を探したかった。そこを分野で絞れたのは地味にありがたかったです。素人がゼロから探すと、ここでまず迷子になるので。
初回無料の事務所が多い


弁護士相談って、昔は30分5,000円くらいが普通でした。今も有料のところはありますが、「ベンナビ相続」掲載の事務所は初回相談無料を掲げているところが多いです。一般的には、ですが。
無料って、依頼前のハードルを一気に下げてくれます。私は正直「弁護士に頼むほどか?」と迷っていたので、お金を払わずに一度ぶつけてみて、それから決められたのが大きかった。相談したから依頼しなきゃ、ではないので、そこは安心していいと思います。



無料の範囲は事務所ごとに違うので、初回何分まで無料か、そこだけは予約時に確認してくださいね。
自分のペースで連絡できる


これ、申し込む前にいちばん気にしてたところでした。登録したら営業電話が鳴りまくるんじゃないか、と。結論、そういうのは無かったです。連絡するのは自分から、気になった事務所に電話なりメールなりする形でした。
相続って、家の中の話を他人に話す行為なので、ペースを自分で握れるのは精神的にラクでした。向こうから急かされない。準備ができてから連絡できる。当たり前のようでいて、もめてる最中の人間にはこの「静けさ」が地味に効きます。
地方でも探せた


うちの実家はわりと地方で、相続でもめても近所に頼れる弁護士がいるイメージが正直なかったんです。でも全国47都道府県で探せて、近県の事務所までふくめて候補が出てきました。電話相談やオンライン面談に対応している事務所もあって、移動が前提じゃないのも助かった。
遠方の実家を片づけながらの相続って、移動だけで疲れます。私も葬儀から遺品整理から不動産まで動いて、トータル150万円以上かかって体力も削られていたので、オンラインで話せる選択肢があるのは現実的にありがたかったです。
事務所の強みが見える


各事務所のページに、得意分野や弁護士の人数、解決した相続のタイプなんかが載っています。ぱっと見で「ここは遺産分割の交渉に強そう」「ここは遺留分の実績がある」みたいな当たりがつけられる。
利用者の声も読めるので、雰囲気は多少つかめます。もちろん載っているのは良い声が中心なので鵜呑みは禁物ですが、ゼロ情報で電話するよりは心の準備ができました。私はここで二つの事務所に絞ってから連絡しました。
気になる口コミ・評判3選


ここからは正直に「うーん」と思った点です。先に知っておいたほうが、がっかりせずに使えると思うので。
掲載は有料広告という指摘


これは知っておいたほうがいいです。「ベンナビ相続」は、掲載している事務所から広告費をもらって成り立っているサービスです。なので掲載順=実力順ではない。広告を出している事務所が上に来やすい構造、という指摘は実際にあります。
ただ、これは弁護士検索サイト全般に言えることで、ベンナビだけの問題ではないです。要は「上に出てるから一番いい」と思い込まないこと。複数見て、自分の争点に合うかで選ぶ。そう使えば広告モデルでも全然使えます。
結局は弁護士しだい


当然ですが、サイトが交渉してくれるわけじゃない。実際に動くのは個々の弁護士です。だから当たり外れはどうしても出ます。同じ「相続に強い」でも、人柄も進め方も料金もバラバラ。
私は一人目の先生が、腕は良さそうだけど言い方がちょっと冷たくて、ここに家族の話を預けるのはしんどいなと感じました。二人目で「あ、この人なら」と思えた。相性は会ってみないとわからないので、一人で決めないほうがいいです。
自分で選ぶ手間はある


ベンナビは「ここがおすすめですよ」と一社を割り当ててくれる仕組みではありません。候補のなかから自分で選んで、自分で連絡する。楽したい人には、この手間が面倒に感じるかもしれません。
逆に言うと、押し付けられないということでもあります。もめてる相続って、もう人に振り回されるのがしんどい状態だったりするので、私はこの「自分で選ぶ」形のほうが性に合ってました。ここは好みが分かれるところです。
弟と揉めた私が弁護士を探した体験談


少し、私の話をさせてください。きれいにまとまった話じゃないです。
当事者だけだと進まなかった


母が亡くなって、残ったのは地方の広い一軒家でした。私は長男で、弟が一人。最初は「二人で話せばなんとかなる」と思ってたんです。甘かった。土地をいくらで見るか、売るのか残すのか、そこで意見が真っ二つになって、気づけば一年、ほとんど口をきかなくなっていました。
お金の話のはずなのに、途中から「昔おまえは」みたいな話になるんですよね。兄弟だからこそ、過去の感情まで全部混ざる。電話するたび胃が重くなって、着信を見るのも嫌になっていました。あの一年は、正直あまり思い出したくないです。
無料相談で気持ちが軽くなった


もう自分たちだけじゃ無理だと観念して、第三者を入れようと思いました。それで「ベンナビ相続」で、不動産がからむ遺産分割に慣れていそうな事務所を二つ選んで、初回無料の相談に行きました。
二人目の先生に状況を話したとき、「それは感情論で止まってるだけで、法律的にはこう整理できますよ」と淡々と道筋を示してくれて。なんというか、肩の力が抜けました。ずっと一人で抱えてた問題に、輪郭がついた感じ。この時点ではまだ依頼してないのに、もう少し前向きになれた。



「もめてるのは自分だけじゃない、これは普通に起きること」と言ってもらえたのが、地味にいちばん救われました。
感情論から実務に戻れた


結局その先生に依頼して、弁護士が間に入ってくれました。すると不思議なもので、弟と直接ぶつからなくなった分、感情の温度が下がったんです。やりとりが「兄 vs 弟」から「手続き」に変わった。
最終的に分割はまとまりました。弟との関係が完全に元通り、とまでは言いません。まだ少しぎこちないです。でも少なくとも、毎晩あの土地のことで眠れない日々は終わった。費用はかかったけど、あのまま二人でこじれ続けるよりは、ずっとマシだったと思っています。
当時の私と同じように行き詰まっている人は、一度のぞいてみてもいいかもしれません。「ベンナビ相続」で相続に強い弁護士を探す
他の相続相談先との比較


相続の相談先って、弁護士だけじゃないんですよね。私も実家じまい全体では、税は税理士、登記は司法書士にお願いしました。役割が違うので、ざっくり整理しておきます。
| 相談先 | 得意 | こんな人向け |
|---|---|---|
| ベンナビ相続 | もめ事の交渉 | 兄弟で対立 |
| 税理士 | 相続税の申告 | 相続税がかかる |
| 司法書士 | 名義変更 | もめていない |
ざっくり言うと、「もめている・もめそう」なら弁護士です。誰かと争う交渉ごとは、弁護士しか代理できません。逆に、争いがなくて手続きだけなら司法書士のほうが費用は抑えられることが多いです。自分がどの段階かで選ぶといいと思います。
向いている人・向いていない人


正直に、合う人と合わない人を分けておきます。
- 兄弟・親族と相続でもめている
- 当事者だけでは話が進まない
- まず無料で弁護士に相談したい
- 自分のペースで連絡先を選びたい
- 争いがなく手続きだけ済ませたい
- 費用を一円もかけたくない
- 一社をおまかせで決めてほしい
争いがないなら、わざわざ弁護士じゃなくていい場面も多いです。ちなみに費用をかけたくない気持ちはわかるけど、もめた相続を放置するほうが、後々お金も時間も削られます。私はそこで一年ロスしたので、これは本当に。
「ベンナビ相続」の使い方・相談の流れ


使い方はシンプルです。だらだら本文に書くと邪魔なので、流れは下にたたんでおきます。見たい人だけ開いてください。
相談の流れを見る
- 公式サイトで地域と相続の悩み(遺産分割など)を選ぶ
- 気になる事務所のページで強みや実績を見る
- 初回無料か、相談方法(来所・電話・オンライン)を確認
- 自分で電話かメールで相談を予約する
- 相談して、依頼するかは自分で決める(即決しなくてOK)
ポイントは、相談したからといって依頼義務はない、ということ。私のおすすめは、面倒でも二つの事務所に会ってから決めることです。比べると、自分に合う先生がはっきりします。
よくある質問(FAQ)


- Qベンナビ相続の利用は無料ですか?
- A
サイトで弁護士を探すこと自体は無料です。掲載事務所のなかには初回相談無料のところも多いですが、相談料や依頼後の費用は事務所ごとに違うので、予約時に確認してください。
- Q登録したら営業電話は来ますか?
- A
連絡するのは自分からです。私が使った範囲では、しつこい営業電話は来ませんでした。自分のペースで気になる事務所に問い合わせる形です。
- Q弁護士費用はいくらくらいですか?
- A
あくまで目安ですが、着手金は相続財産の額によって20万円〜200万円超と幅があります。報酬は別途。金額は弁護士・事務所によって大きく違うので、最初の相談で見積もりをもらってください。
- Q運営している会社はどこですか?
- A
株式会社アシロ(東証グロース上場)が運営しています。旧名称は「相続弁護士ナビ」で、2023年に「ベンナビ相続」へリニューアルされました。
- Qどんな相続の悩みに対応していますか?
- A
遺産分割、遺留分、相続放棄、遺言書、不動産の相続、財産の使い込みなど、幅広い分野に対応した弁護士を探せます。自分の争点で絞り込めるのが便利です。
- Q地方に住んでいても使えますか?
- A
全国47都道府県で探せます。電話相談やオンライン面談に対応している事務所もあるので、遠方や移動が難しい場合でも相談しやすいです。
- Q相談したら必ず依頼しないとダメですか?
- A
いいえ。相談だけして帰ってOKです。私も二つの事務所に相談してから、一つに依頼しました。比べてから決めるほうが、自分に合う弁護士を選びやすいです。
- Q司法書士や税理士とどう違いますか?
- A
もめ事の代理交渉ができるのは弁護士だけです。争いがなく名義変更だけなら司法書士、相続税の申告なら税理士が一般的。自分がどの段階かで使い分けるといいです。
- Q掲載順が上の事務所がいちばん良い?
- A
そうとは限りません。掲載は広告費で成り立っているため、順番=実力ではないです。上位だけで決めず、複数見て自分の争点に合うかで選ぶのがおすすめです。
- Qまだもめていない段階でも相談していい?
- A
むしろ早いほうがいいです。私はこじれてから動いて一年ロスしました。もめそうな空気を感じた段階で無料相談しておくと、こじれる前に手が打てます。
まとめ|もめる前に、一度のぞいてみてほしい


「ベンナビ相続」は、相続でもめている人が、相続に強い弁護士を地域・分野で探せる検索ポータルです。利用は無料、初回相談無料の事務所も多く、連絡は自分からなので営業に追われる心配もない。ここは安心していい点です。
一方で、掲載は広告モデルで順番=実力ではないし、結局は弁護士しだいで当たり外れもある。だから一社で即決せず、二つ会って比べる。これだけ守れば、十分頼れる入口だと思います。
私は弟と一年こじれてから動いて、正直もっと早くやればよかったと思っています。同じように夜、家族のことで眠れない人がいたら、まず無料相談だけでも。気持ちにちょっと輪郭がつくだけで、ずいぶん楽になります。



もめてからより、もめそうな段階で。これが当事者になった私の、いちばんの本音です。





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