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【自己紹介】母を見送って、弟と1年、口をきかなくなりました。

2026 6/28
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2026年6月27日2026年6月28日
みおくりのリアル

親の介護に、3年。
見送ったあとの実家の片付けに、150万円。
そして相続で、弟とは1年、口をきかなくなりました。

しかも、そのほとんどが「知らなかったせい」で起きたことです。
順番を知っていれば。お金の準備をしていれば。防げたことばかりでした。

何から手をつけて、いくらかかって、誰に頼ればいいのか。
全部、手探りでした。だからこのサイトは、あの頃の私みたいに迷子になっているあなたのために作りました。よかったら、私が何者なのか、少しだけ聞いてください。

目次

はじめまして、けんじと申します

はじめまして、けんじと申します

昭和48年、1973年生まれの53歳です。どこにでもいる会社員です。
今でこそ終活ガイド上級と相続診断士の資格を持って発信していますが、数年前までは「相続」のそうの字も知らない、ただの長男でした。

私の実家は、住んでいる街から片道4時間以上かかる地方にあります。
父はずいぶん前に亡くなっていて、そのあとは母が、あの広い家にひとりで暮らしていました。

正直に言うと、最初は甘く見ていたんです。月に一度くらい顔を出せば大丈夫だろう、って。
その考えがどれだけ甘かったか、思い知らされたのは、一本の電話からでした。

母の介護は、一本の電話から始まった

母の介護は、一本の電話から始まった

「お母さん、家の前で転んで動けないみたい」。
近所の方からのその電話で、私の3年間が始まりました。

物忘れがひどくなって、火の消し忘れが増えて、帰るたびに家が荒れていって。
そのたびに仕事を抜けて、片道4時間かけて駆けつけました。そばにいてやれない罪悪感と、駆けつけるたびに減っていく有給。このふたつのあいだで、ずっと揺れていました。

正直、在宅は限界に近づいていました。だから施設も本気で探したんです。
「LIFULL介護」や「みんなの介護」で資料を取り寄せて、いくつか見学にも行きました。でも、母が「家がいい」の一点張りで。結局、在宅を続けることにしました。

けんじ

あのとき施設にしていたら、母はもっと安全だったのかもしれない。逆に、家で過ごせたほうが幸せだったのか。正解は、今でも分かりません。

そうして3年。私は母を見送りました。
これで楽になれる——そう思ったのも、束の間でした。

本当の地獄は、見送ったあとに来た

本当の地獄は、見送ったあとに来た

見送りの段取りからして、もう手探りでした。
葬儀のことなんて何も知らなくて、慌てて「小さなお葬式」や「よりそうお葬式」の資料を取り寄せて、見比べながら決めました。バタバタの中で選んだので、こういうのは元気なうちに調べておくべきだったな、と今になって思います。

母がいなくなった実家には、母の人生がまるごと残っていました。
何十年ぶんの物、手紙、写真。自分たちだけでは到底片付けられなくて、遺品整理を業者に頼むことにしたんです。

ところが、最初に来た一社の見積もりが、あとで調べたら相場の倍近くでした。
さすがにおかしいと思って、「みんなの遺品整理」で何社か相見積もりを取り直したんです。そこで初めて適正な相場が分かりました。最初の一社でそのまま即決していたら、と思うと、今でもゾッとします。

空き家になった実家も、そのままにはできません。売ることにしたんですが、これも相場がまるで分からない。
だから一括査定を使って、「HOME4U」や「イエウール」など、結局大手5社くらいに査定を出しました。

面白いもので、同じ家なのに会社によって数百万円も評価が違うんです。
大手連合の「すまいValue」は、うちみたいな田舎だと対応エリアが薄くて、査定額も正直渋めでした。逆に、地元に強い会社を紹介してくれたところ経由で、最終的に納得のいく価格で売れました。

けんじ

一社だけ見て決めなくて、本当によかった。比べて初めて「相場」って見えてくるんだな、と痛感しました。

結局、片付けと処分、家の名義変更まで含めて、実家じまいには150万円以上かかりました。
そのあと、誰も管理できなくなる実家のお墓も、墓じまいをして永代供養に移しました。これもまた、知らないことだらけでしたね。

そして、いちばんこたえたのが相続です。
「長男なんだから」と背負わされた一方で、いざ遺産の話になると、弟と決定的にこじれました。実家の土地をいくらと見るか、誰が何を引き継ぐか。お金が絡んだ途端、あんなに仲が良かった弟と、1年、口をきかなくなったんです。

当人同士ではもう話にならなくて、最後は「ベンナビ相続」で見つけた弁護士さんに間に入ってもらいました。
お金はかかったけど、第三者が入って初めて、お互い冷静に話せた。もっと早く頼ればよかった、というのが本音です。

全部が終わったとき、私の中に残っていたのは、達成感でも安堵でもありませんでした。
ただ、悔しさだけでした。

悔しくて、私は資格を取った

悔しくて、私は資格を取った

もっと早く知っていれば。順番がわかっていれば。
後悔を数えだすと、夜も眠れませんでした。その悔しさをどこにぶつけていいか分からなくて、私は母を見送った翌年、終活ガイド上級と相続診断士の資格を取りました。自分が迷子になった道を、もう一度きちんと歩き直したかったんです。

勉強してみて、愕然としました。
知っているかどうかだけで、お金も、家族の関係も、こんなに変わるのかと。知らなかったというだけで、私は何十万も損をして、弟との一年を失っていたんです。

このブログでは、私が通った道を正直に書きます

このブログでは、私が通った道を正直に書きます

ここに書くのは、制度のかたい解説でも、業者さんの宣伝でもありません。
葬儀も、遺品整理も、実家の売却も、相続も、お墓も。全部、私が実際に自分で通った道の話です。

だから、自分で使ってみて助かったサービスも、正直イマイチだったところも、包み隠さず書きます。
誰かの受け売りじゃなくて、自分の財布が痛んだ実感として。良いところだけ並べる提灯記事にするつもりはありません。「ここは合わなかった」も、ちゃんと書きます。それが、同じ道を通るあなたの役に立つと思うので。

このブログは、こんなあなたのために

このブログは、こんなあなたのために

ひとつでも当てはまったら、たぶんお役に立てます。

  • 親が高齢になり、何をすべきか分からない
  • 介護が始まって、お金や手続きまで頭が回らない
  • 見送ったばかりで、実家と相続に立ちすくむ

まずは、ここから読んでみてください

まずは、ここから読んでみてください

どこから読めばいいか迷ったら、あなたの今の状況に近いものをどうぞ。

  • 親がまだ元気な人へ:元気なうちの準備のこと
  • 介護中の人へ:介護離職の前に知るお金の話
  • 見送った人へ:親が亡くなったらやることリスト

どれも、私が「あのとき知りたかった」と心から思った話です。

最後に|あなたには、同じ後悔をしてほしくない

最後に|あなたには、同じ後悔をしてほしくない

正直に言うと、私は親孝行ができたとは、今でも思っていません。
もっと話せばよかった、もっと帰ればよかった。その後悔は、たぶん一生消えないんだと思います。

でも、その後悔があるからこそ、伝えられることがあります。
このサイトを読んだあなたが、私より少しでもうまく親を見送れたら。お金や手続きですり減るぶんを、親と過ごす時間に回せたら。それが、私がここでいちばん願っていることです。

「みおくりのリアル」は、2026年に立ち上げました。
気づいたことや聞きたいことがあれば、問い合わせからいつでも声を聞かせてください。先につまずいた人間として、できるかぎりお答えします。

迷ったときは、また戻ってきてください。
ここには、あなたより少し先に転んだ人間の話が、ぜんぶ置いてあります。

けんじ

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