結論から言うと、物の量が少なく時間に余裕があれば自分で、大量・遠方・期限が迫っているなら業者が現実的です。どちらか一方ではなく、貴重品の確保だけ自分でやって残りは業者、という分け方もできます。
「遺品整理 自分で」「遺品整理 業者」と検索してここに来た方は、親の家をどう片付けるか迷っていて、自分でやる大変さも、業者の相場も、まだよく分からない、という入口だと思います。私もそうでした。
私は母を見送ったあと、片道4時間の地方にある実家を片付けました。一部は自分の手で片付けて大変さを実感し、残りは「みんなの遺品整理」「遺品整理の七福神」「遺品整理110番」の3社で相見積もりして、適正価格の1社に頼みました。最初の業者が相場の倍近かったので、比べておいて本当によかったです。その実感をもとに、自分でやる場合と業者の違いを正直に並べます。
けんじ自分でやるか業者か、最初は本当に迷いますよね。私の失敗もまじえて、判断のものさしを説明していきます。
遺品整理を自分でやる場合の進め方と大変さ


まずは自分でやる場合から。費用を抑えられるのが最大の利点ですが、思っている以上に手間と体力がいります。手順・時間・処分費の3つに分けて、私の実感を交えて見ていきましょう。
自分でやる手順


いきなり捨て始めるのは禁物です。まず通帳・印鑑・権利書・保険証券などの貴重品と書類を探し出します。これらを処分すると、あとの手続きで困ります。
貴重品を確保したら、残す物・捨てる物・迷う物の3つに仕分けます。迷う物は無理に決めず、別の箱にまとめておくと後悔しにくいです。私も母のタンスの奥から保険証券が出てきて、危うく見落とすところでした。
仕分けが済んだら、自治体のルールに沿って分別し、粗大ごみは予約して出します。大型家具や家電は運び出しが大変なので、ここだけ手伝いを頼む人も多いです。
かかる時間の目安


かかる時間は物量しだいですが、ワンルームでも数日、一軒家まるごとだと数週間〜数か月見ておくと安心です。週末しか動けないなら、さらに長引きます。
遠方だと、片付けのたびに往復の時間と交通費がかかります。私も片道4時間の実家で、何度も足を運ぶのがこたえました。時間と体力をどれだけ割けるかが、自分でやれるかの分かれ目になります。
処分にかかる費用


自分でやれば人件費はかかりませんが、処分費はかかります。粗大ごみの手数料、家電リサイクル料、運搬のためのレンタカー代などが主な出費です。
家電4品目(テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコン)はリサイクル料が必要で、品目ごとに数千円が目安です。量が多いと処分費だけでまとまった額になることもあります。あと、まだ使える物はリサイクルショップやフリマアプリで売れば、いくらか取り戻せます。
遺品整理を業者に頼む場合の費用と流れ


次は業者に頼む場合です。お金はかかりますが、仕分けから搬出、処分まで一気にやってくれます。相場の目安と、頼むときの流れを見ていきましょう。
業者の相場目安


業者の費用は間取りで大きく変わります。あくまで目安ですが、下の表がざっくりした相場感です。物量や階数、搬出経路で上下します。
| 間取り | 費用の目安 |
|---|---|
| 1R・1K | 3万〜8万円 |
| 1LDK・2DK | 7万〜20万円 |
| 2LDK・3DK | 12万〜40万円 |
| 3LDK以上 | 20万〜80万円 |
私の実家は地方の広い一軒家だったので、上の表でいうと高いほうに振れました。まだ使える家具家電を買い取ってもらえると、その分が引かれて総額が下がることもあります。
相見積もりの取り方


業者に頼むなら、必ず複数社から見積もりを取るのがポイントです。1社だけだと、その金額が高いのか安いのか判断できません。
私が最初の業者の倍近い見積もりに気づけたのも、3社で比べたからでした。見積もりは訪問してもらい、書面で総額をもらってから決めるのが安全です。電話の概算だけで契約すると、当日に追加料金で揉めることがあります。
どの業者を比べればいいか迷うときは、遺品整理業者のおすすめランキングに選び方と特徴をまとめています。あわせて読んでみてください。
遺品整理を自分でやる人・業者に頼む人


ここまでをふまえて、向き不向きを整理します。あなたの状況に当てはめて、判断の材料にしてください。一つずつ見ていきましょう。
自分でやるのが向く人


- 物の量が少なく間取りが小さい
- 実家が近く何度も通える
- 片付けに割ける時間と体力がある
- 費用をできるだけ抑えたい
業者に頼むのが向く人


- 一軒家など物量が多い
- 実家が遠方で何度も通えない
- 退去日や期限が迫っている
- 体力や時間に不安がある
どちらか決めきれないときは、貴重品の確保だけ自分でやって、残りは業者に頼むという分け方もあります。大事な物を自分の目で確認できて、重労働は任せられるので、遠方の方にもおすすめです。
気をつけたいのが悪徳業者です。「無料回収」とうたって高額請求する、見積もりが口頭だけ、許可番号が確認できない、といった業者は避けたほうが無難です。書面の見積もりを出さない業者は要注意。複数社で比べれば、不自然に高い・安い業者にも気づけます。



全部自分でやるか、全部任せるか、で考えなくて大丈夫ですよ。貴重品だけ自分で、というハイブリッドが現実的なことも多いです。
遺品整理についてよくある質問


- Q遺品整理を自分でやるといくらかかりますか?
- A
人件費はかかりませんが、粗大ごみの手数料や家電リサイクル料、運搬のレンタカー代などはかかります。量が多いと処分費だけで数万円になることもあります。
- Q業者に頼むと相場はいくらですか?
- A
間取りで変わり、1R・1Kで3万〜8万円、一軒家だと数十万円が目安です。物量や搬出経路で上下するので、正確な額は訪問見積もりで確認してください。
- Q遺品の供養はしてもらえますか?
- A
多くの業者が、仏壇や人形などの供養に対応しています。お焚き上げを別料金で頼めるところもあるので、気になる品があれば見積もり時に相談しておくと安心です。
- Q作業中に出てきた貴重品はどうなりますか?
- A
きちんとした業者なら、現金や通帳などはまとめて家族に渡してくれます。心配なら立ち会うか、見つかった物は連絡をもらうよう事前に伝えておくと確実です。
- Q遠方の実家でも業者に頼めますか?
- A
はい。写真共有での見積もりや、立ち会いなしの作業に対応する業者もあります。私も片道4時間の実家でしたが、足を運ぶ回数を減らして進められました。
- Q悪徳業者はどう見分けますか?
- A
書面の見積もりを出さない、許可番号が確認できない、「無料回収」をうたうのに高額請求する業者は要注意です。複数社で相見積もりを取れば、不自然な金額に気づけます。
- Q自分でやるのと業者、どちらが向いていますか?
- A
量が少なく時間に余裕があれば自分で、大量・遠方・期限ありなら業者が現実的です。決めきれないなら、貴重品の確保だけ自分でやって残りを業者に頼む手もあります。
- Q見積もりは1社だけでいいですか?
- A
必ず複数取ることをおすすめします。私は最初の1社が相場の倍近い金額で、他社と比べて初めて気づきました。相見積もりは手間でも、やったほうが後悔しにくいです。
- Qどのくらいの期間で終わりますか?
- A
業者なら数時間〜1日で終わることが多いです。自分でやる場合は物量しだいで、一軒家だと数週間〜数か月かかることもあります。期限があるなら業者が安心です。
- Q片付けと家の売却はどう進めますか?
- A
遺品整理のあとに名義変更や売却へ進みます。実家じまい全体の費用や順番は、当ブログの実家じまいの費用と進め方の記事を見ると整理できます。
売れない大量の不用品をまとめて片づけたいときは不用品回収「FireWorks」、まだ価値のある物は買取アプリ「Pollet」や宝石・貴金属の「リファスタ」などの買取に回すと、処分費を少し取り戻せます。
まとめ:遺品整理は自分でやるか業者か


遺品整理を自分でやるか業者に頼むかは、物の量・実家までの距離・割ける時間と体力・期限で決まります。量が少なく時間があれば自分で、大量・遠方・期限ありなら業者が現実的です。
決めきれないなら、貴重品だけ自分で確保して残りは業者に頼むという分け方もあります。そして業者に頼むなら、必ず複数で相見積もりを。私はここを1社で決めかけて、危うく相場の倍を払うところでした。



私は遠方の実家で苦労しましたが、貴重品だけ自分で確認して残りは業者に任せたら、ぐっとラクになりました。一人で抱え込まないでくださいね。
業者選びは遺品整理業者のおすすめランキング、実家じまい全体の費用と順番は実家じまいの費用と進め方でそれぞれ解説しています。相続の手続き全体の流れは身内が亡くなったらすることリストもあわせてどうぞ。











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