先に結論から書きます。nocos(ノコス)といい相続は、どっちが優れているか以前に、仕組みがそもそも違います。
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nocosは、自社グループの司法書士などが相続手続きを直接代行する会社です。いい相続は、無料相談のあとに条件へ合う専門家を紹介してくれるマッチングサービスです。
私は母の相続で、いい相続の無料相談から見積もりまで使い、最終的にnocosと契約して手続きを終えました。nocosへの支払いは実費込みで総額およそ26.7万円です。
つまり、両方の入口をくぐった上でnocosを選んだ立場です。この記事では、2つの仕組みの違いと向き不向き、私がいい相続の紹介を断った理由まで正直に書きます。
読み終わる頃には、自分がどっちの入口から入るべきか、自分で決められるはずです。
けんじ「どっちが安い?」だけで比べると足をすくわれます。まず仕組みの違いから、順番に見ていきましょう。
\土日祝も無料相談OK/
電話相談も無料(受付10時〜19時)
結論:仕組みがそもそも違う
まず、この2社を同じ土俵に載せてはいけない理由から。ここが分かると、あとの比較が一気に楽になります。
順に説明します。
いい相続は紹介サービス
いい相続の運営は、東証プライム上場の株式会社鎌倉新書です。無料相談で状況を聞き取り、条件に合う専門家を紹介してくれる仕組みです。
提携している専門家は1,800人以上。相談から紹介まで、利用者側の負担はゼロ円です。
ただ、ここが勘違いしやすいところで、無料なのは「紹介されるまで」です。手続きそのものは紹介先の事務所に有料で頼むことになります。
料金の例を挙げると、戸籍収集3名分27,500円、遺産分割協議書88,000円など。紹介先の事務所によって変わるので、あくまで一例です(詳細はいい相続の公式サイトを確認してください)。
nocosは直接の代行
nocosは紹介ではなく、NCPグループの司法書士や行政書士が手続きそのものを引き受けます。2004年からのグループで、全国60拠点、累計の受託は12.5万件を超えています。
料金は定額制で、中心の相続スタンダードプランが税込165,000円。戸籍収集から遺産分割協議書、実家の相続登記まで込みの値段です。
この定額には条件があって、土地1筆・建物1棟、評価額1,000万円以下、相続人4名以下が前提です。預貯金の解約は別料金で、1金融機関55,000円。
土日祝の相談やZOOMにも対応しています。私が何を頼んでいくら払ったかは、nocosの口コミ評判と体験談の記事に全部書きました。
選ぶのは「入口」
つまり「nocos対いい相続」は、同じ商品同士の比較ではありません。専門家に直接頼むか、紹介してもらってから頼むか。入口の選択です。
目的地はどちらも「専門家に相続手続きを任せる」で同じ。違うのは道順と、料金の決まり方だけです。
だから、どっちが上という話ではない。私は両方の入口に立ってみて、そう感じています。
違いを比較表で見る
言葉で説明するより早いので、違いを表にまとめました。スマホの方は横にスクロールできます。
| 項目 | いい相続 | nocos |
|---|---|---|
| 仕組み | 専門家の紹介(マッチング) | 自社グループ士業が直接代行 |
| 運営 | 鎌倉新書(東証プライム上場) | NCPグループ(2004年〜) |
| 規模 | 提携専門家1,800人以上 | 全国60拠点・受託12.5万件 |
| 相談・紹介 | 無料 | 相談無料 |
| 実務の料金 | 紹介先の事務所しだい | 定額165,000円(登記等込み) |
| 料金の例 | 解約1行33,000円・協議書88,000円 | 解約1社55,000円・協議書は定額に込み |
| 対応 | 全国の提携先から紹介 | 土日祝・ZOOM対応 |
| 向く人 | 比べて選びたい人 | 窓口を一本化したい人 |
※2026年7月時点・各公式サイトの公表額です。nocosの定額は土地1筆建物1棟・評価1,000万円以下・相続人4名以下が条件、いい相続の料金例は紹介先事務所により変動します。
ひとつ注意点を。登録免許税(評価額の0.4%)と戸籍などの実費は、どちらの入口から入っても必ず別にかかります。
表の単品料金だけ見ると、いい相続の紹介先が安く見えます。でも、登記や協議書まで積み上げると差は縮むことが多いので、比べるなら総額の見積もり同士にしてください。



単品の安さと総額の安さは別ものです。私も見積もりを並べて、初めてそれが分かりました。
どっちが向いているか
仕組みの違いが分かれば、向き不向きは素直に決まります。自分がどちら側か、照らしながら読んでみてください。
どちらにも当てはまる人は、あとで書く「私の使い方」が参考になると思います。
いい相続が向く人
向いているのは、自分の目で比べてから決めたい人です。紹介も相談も無料なので、相場の物差しづくりに使うだけでも損はありません。
地元の事務所と顔を合わせて進めたい人にも合います。全国1,800人以上の提携先から、条件に合う相手を探してもらえるからです。
- 相場を見てから決めたい人
- 地元の専門家に頼みたい人
- 何が必要か分からない人
逆に言うと、紹介されたあとに事務所を見極める工程が一段挟まります。その手間を楽しめるかどうかが分かれ目です。
逆に、探す手間ごと丸投げしたい人が最初に思いつくのは銀行だと思います。私も窓口で案内されて、金額を聞いて断りました。そのときの中身は銀行の遺産整理と比べた記事にあります。
nocosが向く人
向いているのは、事務所を選ぶ工程ごと省きたい人です。料金と範囲が会社として先に決まっているので、見極めの負担がほぼありません。
平日に動けない会社員や、実家が遠い人にも合います。土日祝の相談とZOOMに対応しているからです。
- 窓口を一本化したい人
- 料金を先に固めたい人
- 土日やZOOM希望の人
私は「探す気力が残っていない」側の人間でした。母を見送った直後の判断力は、思っている以上に落ちています。
気になる方は「nocos(ノコス)」で無料相談だけでも試せます
私がいい相続を使った話
ここからは、私自身の体験です。いい相続の無料相談から見積もりまで進み、比べた末にnocosへ決めた流れをそのまま書きます。
時系列でいきます。
電話で聞かれたこと
母を見送ったあと、最初に問い合わせたのはいい相続のほうでした。翌日に電話がかかってきて、状況の聞き取りから始まりました。
聞かれたのは、亡くなった人との関係、実家の場所、不動産と預貯金の有無、相続人の人数あたりです。専門用語は使われず、こちらの答えを整理しながら進めてくれる感じでした。
メモを取ろうとしたら手元に紙がなくて、母宛てに届いていた郵便物の裏に走り書きしました。あの封筒、なぜかまだ捨てられずにいます。
電話の段階で売り込みはありませんでした。「では条件に合う事務所を探しますね」で、その日は終わりです。
事務所紹介と見積もり
数日後、実家の県に対応できる事務所を紹介してもらい、見積もりを取りました。登記と戸籍と協議書まで積むと、単品の安さの印象よりは膨らんで、nocosと大差ない水準になったのを覚えています。
見積もりが膨らむのは、だいたい戸籍と協議書が積み上がるからです。その協議書がどれくらいの手間なのかは遺産分割協議書の作り方に書いたので、内訳を読むときの物差しにしてみてください。
対応は感じがよく、話も早い。正直、ここに頼んでもよかったのかもしれません。
ただ、銀行の解約をどこまで任せられるかのところで話が少し複雑になり、「そこは別途ご相談で」という空気がありました。窓口が増えそうな気配に、遠距離介護で消耗しきっていた私は少しひるみました。
nocosに決めた理由
決め手は2つです。窓口の一本化と、紹介先の当たり外れへの不安でした。
紹介された事務所が本当に良いかは、頼んでみるまで分かりません。実家じまいで相場の倍の見積もりを出された直後だった私には、この「開けてみるまで分からない」感じが最後まで引っかかりました。
なら自分で司法書士を探せばいい、とも考えました。実際に地元の事務所で見積もりを取っているので、その金額と決め手は司法書士に直接頼んだ場合の比較に書いています。
nocosは会社として料金表と範囲が先に固まっていて、口コミも自分で調べられました。で、登記も戸籍も協議書も銀行1行分も、ぜんぶ一箇所に。
払ったのはnocosへ税込22万円、実費を足して総額約26.7万円です。いい相続の紹介先は丁重にお断りしましたが、嫌味ひとつ言われませんでした。
断った事務所が実は大当たりだった可能性は、今も否定できない。そこだけは、確かめようがないままです。



いい相続の見積もりがあったから、nocosの値段を自分の物差しで判断できました。両方使ってよかったと思っています。
よくある質問
頼む前の私が気にしていたことを中心に、結論から先に答えます。
- Qいい相続は本当に無料ですか?
- A
相談と紹介は無料です。ただし無料なのは紹介までで、実務を頼めば紹介先の事務所に報酬を払います。例として戸籍収集3名分27,500円、法定相続情報一覧図11,000円など、金額は事務所により変わるので見積もりで確認してください。
- Q紹介された事務所は断れますか?
- A
断れます。私は見積もりまでもらった上で断り、nocosと契約しましたが、引き止めも嫌味もありませんでした。断る前提でも、相場を知る材料としては十分に価値があります。
- Q結局どっちが安く済みますか?
- A
頼む中身によります。銀行の解約1件だけなら、紹介先の33,000円の例のほうがnocosの55,000円より安いです。逆に、登記・戸籍・協議書まで丸ごとなら、nocosの定額165,000円と大差なくなるケースもあります。単品ではなく総額の見積もり同士で比べてください。
- Q両方使うのはありですか?
- A
ありです。私がその使い方で、いい相続で見積もりを取り、nocosの無料相談と並べて決めました。どちらも相談は無料なので、比較材料として併用するのがいちばん失敗しにくいと思います。
- Qnocosの相談も無料ですか?
- A
はい、初回相談は無料です。土日祝もZOOMも対応しているので、平日に動けない人でも話を聞けます。必要な手続きの範囲と総額の目安を、費用が発生する前に確認できます。
いい相続単体の口コミや、無料で使える理由はいい相続の評判レビューで詳しく書いています。
まとめ:型を知れば選べる
最後にもう一度。いい相続は無料の専門家紹介、nocosは自社士業の直接代行で、比較というより入口の選択です。
比べてから決めたいならいい相続の紹介から、窓口を一本化したいならnocosから。どちらの相談も無料なので、私のように両方で見積もりを並べるのが確実です。
ひとつだけ急かすようなことを言うと、相続手続きには期限のあるものが混ざっていて、悲しみが落ち着くのを待ってはくれません。入口だけでも早めに決めておくと、あとが楽です。
期限のあるものというのは、たとえば相続放棄の3ヶ月です。借金の有無がはっきりしない家は、そこだけ先に相続放棄の期限と手順を確かめておいたほうがいいと思います。



迷ったら見積もりを2枚並べる。それだけで、高いか安いかを自分の物差しで判断できますよ。
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