葬儀の流れは、臨終→搬送・安置→打ち合わせ→通夜→葬儀・告別式→出棺・火葬の順に進み、亡くなってから火葬まで3〜5日ほどが目安です。火葬場が混む地域では1週間ほど先になることもあります。
喪主がやることは、細かい段取りを葬儀社に任せたうえで「決める・知らせる・あいさつする・お金を確かめる」の4つに集まります。
私は実家から片道4時間の距離で、母を見送るとき急に喪主になりました。時系列の一覧表と、日ごとに喪主が何をするかを、当時の自分に渡したかった順番で並べます。
けんじ悲しいのに、決めることが次々に来ます。まず全体の順番だけ頭に入れてください。
葬儀の流れを時系列で一覧


一般的な仏式の葬儀(通夜と告別式を2日に分けて行う形)の流れです。まずは全体の地図として眺めてください。
| いつ | 流れ | 喪主がやること |
|---|---|---|
| 1日目 | 臨終・搬送・安置 | 葬儀社を決める |
| 1日目 | 打ち合わせ | 形式・日程・予算 |
| 2日目 | 納棺・通夜 | 受付の手配・あいさつ |
| 3日目 | 葬儀・告別式 | 弔辞・あいさつ |
| 3日目 | 出棺・火葬・収骨 | 位牌を持つ・骨上げ |
| 3日目 | 初七日・会食 | お礼のあいさつ |
| 後日 | 支払い・香典返し | 請求書の確認 |
日にちは目安です。法律で、火葬は亡くなってから24時間たたないとできません。そのうえで火葬場の空き、僧侶の都合、友引などで日程が決まります。
通夜を行わない一日葬や、火葬だけの直葬なら、もっと短くなります。違いは後半の比較表にまとめました。
亡くなった当日の流れ


いちばん慌ただしいのが当日です。やることは多く見えますが、順番は決まっています。
死亡診断書を受け取る


病院で亡くなった場合は、医師から死亡診断書を受け取ります。自宅で亡くなった場合は、かかりつけ医に連絡します。
持病と関係なく急に亡くなった場合などは、警察の確認が入ることがあり、そのときは死体検案書になります。死亡診断書は、あとの手続きで何度も写しを求められるので、原本を出す前にコピーを数枚取っておいてください。
葬儀社に搬送を頼む


病院の霊安室には長く安置できないため、早めに搬送先を決める必要があります。
行き先は自宅か葬儀社の安置施設です。この搬送を頼むところで、多くの人がそのまま葬儀社を決めることになります。
病院から紹介された葬儀社に、搬送だけ頼むこともできます。「搬送と安置までお願いします。葬儀はまだ決めていません」と先に伝えれば大丈夫です。
安置と枕経


安置したら、宗派によっては菩提寺の僧侶に枕経をお願いします。菩提寺があるなら、日程を決める前にまず連絡を入れてください。
あとから「うちのお寺に相談なく決めた」ともめることがあるからです。菩提寺がない場合は、葬儀社や僧侶の手配サービスに相談できます。
打ち合わせで決める事


安置が済んだら、葬儀社と打ち合わせです。ここで喪主が決めることは、おおよそ次のとおりです。
- 葬儀の形式と規模
- 日程と式場・火葬場
- 宗教と僧侶の手配
- 遺影にする写真
- 棺・花・料理の内容
- 見積もりの総額
死亡届は7日以内に役所へ出しますが、葬儀社が代わりに出して、火葬許可証まで取ってくれるのが一般的です。喪主は届出書に署名して渡すことが多いです。
2日目の流れ:納棺と通夜


納棺


通夜の前に、故人を棺に納めます。家族で体を拭いたり、旅支度を整えたりする時間になることもあります。
棺に入れたい愛用品は、燃えるかどうかを葬儀社に確かめてください。
通夜の進み方


通夜は夕方から始まり、1〜2時間ほどが目安です。一般的な進み方は次のとおりです。
- 受付の開始
- 僧侶の入場と読経
- 焼香
- 喪主のあいさつ
- 通夜ぶるまい
受付や香典の管理は、親族や知人に頼むと喪主の負担がぐっと減ります。現金を扱うので、2人1組で頼めると安心です。
3日目の流れ:葬儀・告別式から火葬


葬儀・告別式


通夜の翌日に葬儀・告別式を行います。読経・弔辞や弔電の紹介・焼香と進み、喪主があいさつをします。所要時間は1時間ほどが目安です。
出棺と火葬・収骨


最後のお別れで棺に花を入れ、出棺します。喪主は位牌を持ち、遺影は近い親族が持つのが一般的です。火葬場では火葬に1〜2時間ほどかかり、その間は控室で待ちます。
火葬のあとは、遺骨を骨壺に納める収骨(骨上げ)です。骨壺と一緒に渡される火葬許可証は、納骨のときに必要になるので、なくさないように保管してください。
初七日と会食


最近は、火葬のあと同じ日に初七日法要を繰り上げて行い、そのまま会食(精進落とし)をすることが多くなりました。喪主は会食の始めと終わりにお礼を伝えます。
喪主がやることリスト


喪主の仕事は、葬儀社が進める段取りに対して「うちはこうします」と答えを出すことです。何もかも自分で手を動かす役ではありません。
決めること


- 葬儀社と形式
- 日程と場所
- 予算の上限
- 誰まで知らせるか
- 遺影の写真
通夜も告別式も行わない形も選べます。費用は下がる代わりに親族の理解がいるので、視野に入れる方は直葬・火葬式の費用と注意点を先に見ておくと、話し合いがしやすくなります。
知らせること


親族、故人の友人や勤め先、町内会などに訃報を伝えます。家族葬にするなら、「葬儀は家族だけで行います」と参列を控えてほしい旨も一緒に伝えます。
知らせる範囲に迷ったら家族葬の呼ぶ範囲を参考にしてください。
あいさつの例


立派な言葉は要りません。来てくれたお礼、生前のお礼、今後のお願い。この3つを短く言えば十分です。
たとえば「本日はお忙しいなか、母のためにお集まりいただきありがとうございました。生前に賜りましたご厚情に、心よりお礼申し上げます。
今後とも変わらぬおつきあいをお願いいたします」。紙に書いて読んでも失礼にはなりません。
お金を確かめる


打ち合わせでは総額だけでなく内訳と、追加料金が出る条件を聞いておきます。火葬料・安置の延長・料理の人数追加などが、あとから増えやすいところです。
僧侶へのお布施と戒名料は、葬儀社の見積もりに入っていないことがほとんどです。お布施と戒名の相場も見て、予算に足しておいてください。



喪主と聞くと身構えますが、細かいことは葬儀社が支えてくれます。決める・伝える・お礼を言う、に集中すれば大丈夫です。
一日葬・直葬・家族葬の流れの違い


葬儀の形によって、流れは次のように変わります。家族葬は規模の違いで、流れそのものは一般的な葬儀と同じです。
| 形式 | 流れ | 日数の目安 |
|---|---|---|
| 一般葬・家族葬 | 通夜→告別式→火葬 | 3〜5日 |
| 一日葬 | 告別式→火葬 | 2〜4日 |
| 直葬・火葬式 | 安置→火葬 | 2〜3日 |
どの形でも、24時間は安置が必要です。一日葬や直葬は短く済む代わりに、お別れの時間が少ないと感じる親族もいるので、先に話しておくと安心です。
母を見送った私が伝えたいこと


生前の資料請求が効いた


母が元気なうちに、小さなお葬式とよりそうお葬式の2社に資料請求していました。親が生きているうちに葬儀の資料を取り寄せるのは、正直うしろめたかったです。
それでも手元に料金表があったおかげで、金額の相場がまったく分からない状態からは抜け出せていました。
危篤の夜に3社を比べた


母が危篤になった夜、紹介サービスの安心葬儀に電話して、3社の見積もりを並べました。
そのうえで最後は、定額型の小さなお葬式で家族葬の規模で送っています。そのときの経緯は安心葬儀の口コミ評判に書きました。
亡くなった直後の頭では、見積もりを何枚も読み比べる気力は残っていません。比べるなら、少しでも余裕のあるうちに、が本音です。
追加料金の条件を聞いた


打ち合わせでは「火葬料は別か」「何を足すと加算されるか」をしつこく確認しました。
その結果、見積もりにない追加請求はありませんでした。体験は小さなお葬式の評判にまとめています。
葬儀費用は弟と折半にしました。骨上げのとき、弟と2人で母の骨を拾ったことは、今もよく覚えています。
比べる方法


まだ時間がある方は、定額プランの資料を1〜2社取り寄せておくだけでも、当日の慌て方が変わります。私が取り寄せたうちの1社は、よりそうお葬式の公式サイトで無料で資料請求![]()
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複数社の比べ方は葬儀サービスの比較、総額の目安は葬儀費用の相場にまとめています。
葬儀が終わったら続くこと


火葬で葬儀は一区切りですが、そのあとに支払い、香典返し、四十九日法要、役所や年金の手続きが続きます。香典返しや法要の段取りは香典と法要のマナーに書きました。
手続き全体の順番は身内が亡くなったらすることリストで確認できます。
葬儀の流れについてよくある質問


- Q臨終直後、まず何をすればいいですか?
- A
死亡診断書を受け取り、ご遺体の搬送先を決めて葬儀社へ連絡します。葬儀の中身はあとで決められるので、まずは搬送と安置だけで大丈夫です。
- Q葬儀全体で何日くらいかかりますか?
- A
亡くなってから火葬まで3〜5日が目安です。火葬は24時間たたないとできず、火葬場の空きや友引で延びることもあります。
- Q葬儀社はいつ決めればいいですか?
- A
搬送を頼む時点で必要になるので、亡くなった当日に決める人が多いです。元気なうちに資料を取り寄せておくと、当日に慌てずに済みます。
- Q病院で紹介された葬儀社に頼むべきですか?
- A
搬送だけ頼んで、葬儀は別の会社にすることもできます。その場で即決せず、搬送と安置までと伝えて、落ち着いて比べてください。
- Q喪主は誰がやるものですか?
- A
故人の配偶者か、長男・長女など近い親族が務めることが多いです。法律の決まりはないので、家族で話し合って決めて問題ありません。
- Q通夜と告別式は両方やる必要がありますか?
- A
必須ではありません。通夜を省く一日葬や、火葬だけの直葬を選ぶ家族も増えています。親族の考えも聞いてから決めると、あとでもめにくいです。
- Q火葬許可証はどうやって取りますか?
- A
死亡届を役所に出すと交付されます。葬儀社が代行することがほとんどです。火葬後に返される許可証は納骨で使うので、骨壺と一緒に保管してください。
- Q喪主のあいさつは何を話せばいいですか?
- A
参列のお礼、生前のお礼、今後のお願いの3つを短く伝えれば十分です。紙に書いて読んでも失礼にはなりません。
まとめ:葬儀の流れは3〜5日、喪主は決めて伝える役


葬儀の流れは、臨終→搬送・安置→打ち合わせ→通夜→葬儀・告別式→火葬の順で、全体で3〜5日が目安です。喪主の役割は、決める・知らせる・あいさつする・お金を確かめる、の4つに集まります。
後悔を減らすいちばんの方法は、余裕のあるうちに葬儀社を比べておくことでした。私は母のとき、それで少しだけ落ち着いて動けました。



流れさえ頭に入っていれば、一つずつ進められます。わからないことは、葬儀社に遠慮なく聞いてくださいね。
葬儀社えらびは葬儀サービスの比較、費用の目安は葬儀費用の相場、葬儀のあとの手続きは身内が亡くなったらすることリストもあわせてどうぞ。










