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在宅介護の始め方—母を3年介護した私が手順とサービスを解説

2026 7/01
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親の介護
2026年7月1日
在宅介護の 始め方

結論から言うと、在宅介護はまず要介護認定を受け、ケアマネを決めてケアプランを作り、訪問介護やデイサービスを組み合わせて始めるのが基本の流れです。そして、家族だけで抱え込まないことが何より大事です。

「在宅介護 始め方」と検索してここに来た方の多くは、親の介護が始まりそう、または始まったばかりで、何から手をつければいいのか分からない、という状態だと思います。私もまさにそうでした。

私は母を3年、自宅で介護しました。遠距離だったので施設も探したのですが、母が「家にいたい」と言ったんですよね。手探りで始めた経験から、進め方の手順と使えるサービスを、正直にお伝えします。

この記事の結論
  • まず市区町村に要介護認定を申請する
  • 認定後にケアマネを決めてケアプランを作る
  • 訪問介護・デイサービス・福祉用具を組み合わせる
  • 家族だけで抱え込まずプロに頼る
  • 限界が来たら施設も選択肢に入れる
けんじ

最初って、本当に何から動けばいいか分からないですよね。でも順番に踏んでいけば大丈夫です。一つずつ見ていきましょう。

この記事を書いた人
けんじ(終活ガイド上級・相続診断士)

けんじ/終活ガイド上級・相続診断士

母を片道4時間の地方で3年介護し、看取った長男です。そのあと葬儀・遺品整理・実家の売却・相続・墓じまいまで、ぜんぶ自分の手でやり切りました。相続で弟と1年、口をきかなくなった失敗も込みで、実際にいくらかかって・どこでつまずいたかを、正直にだけ書いています。

目次

在宅介護を始める3ステップ

在宅介護を始める3ステップ

在宅介護は、大きく分けて3つのステップで始まります。難しく考えなくて大丈夫です。最初の窓口は、お住まいの市区町村と地域包括支援センターになります。一つずつ見ていきましょう。

この章のポイント
  • ステップ1:要介護認定
  • ステップ2:ケアマネを決める
  • ステップ3:ケアプラン作成
ステップやること
1.要介護認定市区町村に申請
2.ケアマネ決定事業所と契約
3.ケアプランサービスを組む

ステップ1:要介護認定

ステップ1:要介護認定

最初にやるのが「要介護認定」の申請です。市区町村の介護保険の窓口、または地域包括支援センターで申請します。これを受けないと、介護保険のサービスが使えません。

申請すると、調査員が自宅に来て本人の状態を確認し、後日「要支援1〜2」「要介護1〜5」の区分が出ます。この区分で使えるサービスの量が決まるので、まずはここが出発点です。

ステップ2:ケアマネを決める

ステップ2:ケアマネを決める

認定が出たら、ケアマネジャー(ケアマネ)を決めます。ケアマネは介護の司令塔のような存在で、サービスの調整や事業所との連絡をまとめて担ってくれます。

居宅介護支援事業所と契約する形になります。地域包括支援センターで近くの事業所を紹介してもらえるので、まずはそこに相談するのが早いです。相性が大事なので、合わなければ変更もできます。

ステップ3:ケアプラン作成

ステップ3:ケアプラン作成

ケアマネが決まると、本人や家族の希望を聞きながら「ケアプラン」を作ってくれます。どのサービスを週に何回使うか、という具体的な計画書のことです。

私のときも、母の体調と私が通える頻度を伝えて、デイサービスと訪問介護を組み合わせてもらいました。希望は遠慮せず全部伝えるのがコツです。要介護度ごとの使える上限などは、ケアマネに確認してください。

在宅介護で使えるサービス

在宅介護で使えるサービス

ケアプランに組み込める在宅サービスは、思っているより種類があります。一人で全部抱える必要はありません。代表的なものを紹介します。組み合わせ方はケアマネと相談しながら決めていきます。

この章のポイント
  • 訪問介護
  • デイサービス
  • 福祉用具・ショートステイ

訪問介護

訪問介護

ヘルパーが自宅に来て、食事・入浴・排せつの介助や、掃除・買い物などを手伝ってくれるサービスです。身体介護と生活援助に分かれています。

遠距離で毎日は通えなかった私には、本当にありがたい存在でした。決まった時間に誰かが来てくれるだけで、安否確認にもなって安心できるんですよね。

デイサービス

デイサービス

日中に施設へ通い、食事や入浴、リハビリやレクリエーションを受けるサービスです。送迎もしてもらえます。本人にとっては気分転換になり、家族にとっては休む時間ができます。

母は最初こそ嫌がったのですが、慣れると「行ってくる」と言うようになりました。家族の負担を減らす意味でも、使えるなら早めに取り入れるのがおすすめです。

福祉用具・ショートステイ

福祉用具・ショートステイ

介護ベッドや車いす、手すりなどの福祉用具は、レンタルや購入の補助が使えます。住宅改修の補助が出る場合もあるので、ケアマネや市区町村に確認してみてください。

ショートステイは、本人に数日〜短期間だけ施設に泊まってもらえる仕組みです。家族の用事や休養のときに頼れます。家族が倒れないための仕組みとして、覚えておいて損はありません。介護費用の全体像は親の介護費用の相場でまとめています。

在宅介護で抱え込まない注意点

在宅介護で抱え込まない注意点

最後に、これだけは伝えたいことを書きます。在宅介護でいちばん危ないのは、家族が一人で全部背負ってしまうことです。私自身、途中で何度も心が折れそうになりました。先に知っておけば防げることがあります。

  • 一人で背負わず兄弟や親族で分担する
  • レスパイト(家族の休養)を意識して使う
  • 仕事を辞める前にまずケアマネに相談する
  • 限界が来たら施設も前向きに検討する

特に伝えたいのは、介護のために仕事を辞めるのは最後の手段だということです。収入が途絶えると、自分の生活も介護も苦しくなります。両立の制度については介護と仕事の両立でまとめています。

そして、在宅が続けられなくなったら施設を考えるのは、決して負けや親不孝ではありません。遠距離で在宅が難しい方は遠距離介護のコツも読んでみてください。

けんじ

私も「家で看取りたい」と頑張りすぎて、自分が体調を崩しかけました。プロに頼るのは甘えじゃないです。続けるために必要なことなんですよ。

在宅介護の始め方でよくある質問

在宅介護の始め方でよくある質問
Q
在宅介護は何から始めればいいですか?
A

まず市区町村の窓口か地域包括支援センターで、要介護認定を申請するところから始めます。認定が出たらケアマネを決め、ケアプランを作ってサービスを組んでいきます。最初の相談先は地域包括支援センターが分かりやすいです。

Q
ケアマネはどう選べばいいですか?
A

地域包括支援センターで近くの居宅介護支援事業所を紹介してもらい、その中から契約します。話しやすさや連絡の取りやすさなど、相性が大事です。合わないと感じたら、途中で変更することもできます。

Q
ケアプランの作成にお金はかかりますか?
A

居宅のケアプラン作成は、原則として自己負担なしで利用できます。費用がかかるのは実際に使う介護サービスのほうです。詳しい条件はケアマネや市区町村に確認してください。

Q
在宅介護の費用はどのくらいですか?
A

在宅介護は月3〜7万円ほどが一つの目安です。要介護度や使うサービスの量で変わります。介護保険の自己負担は原則1割なので、まず要介護認定を受けることが負担を抑える第一歩になります。

Q
デイサービスとは何ですか?
A

日中に施設へ通い、食事や入浴、リハビリ、レクリエーションなどを受けるサービスです。送迎もあります。本人の気分転換になり、家族が休む時間も作れます。在宅介護を続けるうえで頼れる柱になります。

Q
訪問介護で何を頼めますか?
A

ヘルパーが自宅に来て、入浴や排せつの介助といった身体介護と、掃除や買い物などの生活援助をしてくれます。頼める範囲には決まりがあるので、具体的な内容はケアマネに相談して決めます。

Q
家の改修にも補助は出ますか?
A

手すりの取り付けや段差解消などの住宅改修には、補助が出る場合があります。福祉用具のレンタルや購入も補助の対象です。対象や上限は市区町村ごとに異なるので、工事の前にケアマネや市区町村に確認しましょう。

Q
家族の負担が重いときはどうすれば?
A

一人で抱え込まず、デイサービスやショートステイを使って休む時間を確保してください。これをレスパイトと言います。負担を感じたらまずケアマネに相談すると、プランの見直しを一緒に考えてくれます。

Q
仕事と在宅介護は両立できますか?
A

サービスを上手に組み合わせれば、働きながらの在宅介護も可能です。介護休業や介護休暇などの制度もあります。辞める判断をする前に、まずケアマネや勤務先に相談するのがおすすめです。

Q
在宅介護の限界が来たらどうすれば?
A

無理を続けず、施設への入所も前向きに検討してください。施設を選ぶのは負けでも親不孝でもありません。特養や有料老人ホームなど選択肢があるので、早めに情報だけでも集めておくと、いざというとき落ち着いて動けます。

まとめ:在宅介護の始め方は一人で抱えないこと

まとめ:在宅介護の始め方は一人で抱えないこと

在宅介護は、要介護認定を受け、ケアマネを決めてケアプランを作り、訪問介護やデイサービスを組み合わせて始めます。最初の相談先は、市区町村の窓口か地域包括支援センターです。

そして何より大事なのは、家族だけで抱え込まないことです。プロに頼り、休む時間を作り、限界が来たら施設も選択肢に入れる。それが在宅介護を長く続けるコツだと、3年介護した私は思います。

費用の見通しは親の介護費用の相場で、施設の選び方は介護施設の探し方ランキングでまとめています。仕事との両立で悩む方は介護と仕事の両立もあわせて読んでみてください。

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