結論から言うと、親の介護費用は在宅で月3〜7万円、施設で月15〜30万円が目安です。介護が始まってから亡くなるまでの総額は、平均でおよそ500万円前後とされています。
「親の介護 費用 いくら」と検索してここに来た方の多くは、介護が始まりそう、または始まったばかりで、この先いくらかかるのか見当もつかない、という不安を抱えていると思います。私もそうでした。
私は母を3年、片道4時間かけて遠距離で介護しました。お金の負担はもちろん、仕事を抜けて駆けつけるたびに有給が減っていく時間の負担も、想像以上でした。その経験から、費用の相場と負担を抑える制度を、目安として正直にお伝えします。
- 在宅は月3〜7万円・施設は月15〜30万円
- 総額は平均500万円前後が一つの目安
- 介護保険の自己負担は原則1割(所得で2〜3割)
- 高額介護サービス費や医療費控除で負担は抑えられる
- 親の年金で賄える範囲を先に把握する
けんじお金の話って、なんとなく後回しにしがちなんですよね。でも先に目安を知っておくだけで、気持ちがずいぶんラクになりますよ。順番に見ていきましょう。
親の介護費用の相場(在宅と施設)はいくら


まずは、いちばん知りたい月額の相場からです。介護費用は「在宅で続けるか、施設に入るか」で大きく変わります。自分の親がどちらに近いか、考えながら読んでみてください。
| 介護の形 | 月額の目安 |
|---|---|
| 在宅介護 | 3〜7万円 |
| 特養(特別養護老人ホーム) | 8〜15万円 |
| 有料老人ホーム | 15〜30万円 |
在宅介護の月額目安


自宅で介護する場合、デイサービスや訪問介護などの費用が中心になります。介護保険を使うと、月3〜7万円ほどが一つの目安です。要介護度が上がるほど、利用するサービスも増えて費用も上がります。
ただ、ここにオムツ代や住宅の手すり工事などが乗ってきます。私の母も在宅でしたが、こまごました出費が地味に積み重なるんですよね。表に出ない費用も頭に入れておくと安心です。
特養の月額目安


特別養護老人ホーム(特養)は公的な施設で、費用が比較的安いのが特徴です。月8〜15万円ほどが目安で、所得が低い人には負担を軽くする仕組みもあります。
そのぶん人気が高く、入りたくてもすぐには入れないことが多いです。原則は要介護3以上が対象で、申し込んでから待つケースも珍しくありません。早めに動いておくほうがいいです。
有料老人ホームの月額目安


民間の有料老人ホームは、月15〜30万円ほどが目安です。施設によっては入居一時金として、数十万〜数百万円が別にかかることもあります。設備やサービスが手厚いぶん、費用も上がります。
幅が広いので、地域や施設で実際の金額はかなり違います。気になる施設があれば、まず資料を取り寄せて費用を比べるのが先決です。施設の探し方は介護施設の探し方ランキングでまとめています。
親の介護費用の負担を抑える制度


「思ったより高い」と感じた方も、安心してください。日本には介護の負担を軽くする制度がいくつもあります。知っているかどうかで、手元に残るお金が変わります。一つずつ見ていきましょう。
介護保険の自己負担


介護サービスを使うとき、自己負担は原則1割です。所得が高い人でも2〜3割で済みます。つまり、かかった費用の大半は介護保険でまかなわれる仕組みです。
使うには「要介護認定」を受ける必要があります。市区町村の窓口やケアマネジャーに相談すると進めてくれます。まず認定を受けることが費用を抑える第一歩です。
高額介護サービス費


1か月の自己負担が一定の上限を超えると、超えた分が後から戻ってくる制度です。上限は所得によって変わり、一般的な世帯ならおおむね月4万4,400円が目安です。
申請しないと戻ってこないことがあるので、対象になりそうなら市区町村に確認してみてください。知らずに払いすぎているケースは、意外と多いです。
医療費控除など


介護サービスの一部や、おむつ代などは医療費控除の対象になることがあります。確定申告で申請すると、税金が戻ってくる場合があります。領収書は捨てずに取っておくのがコツです。
ほかにも、施設の食費や居住費を軽くする「負担限度額認定」など、所得が低い人向けの制度があります。使える制度は人によって違うので、ケアマネジャーに一度まとめて聞くのが早いです。
親の介護費用で後悔しやすい注意点


最後に、お金の面で後悔しやすいポイントを正直に書きます。私自身が3年介護して、肌で感じたことでもあります。先に知っておけば、避けられる失敗もあります。
- 親の年金や貯金で賄える範囲を先に把握していない
- 自分の貯金や老後資金を使いすぎてしまう
- 最初から施設ありきで在宅の選択肢を捨てる
- 兄弟と費用の負担割合を話し合っていない
いちばん大事なのは、介護費用は親のお金で賄うのが基本という考え方です。子が抱え込みすぎると、自分の生活や老後が苦しくなります。親の年金・貯金・資産を先に確認しておきましょう。



私も母が「家がいい」と言って在宅を続けました。施設に入れる前提で考えていたぶん、最初は戸惑いましたね。親の気持ちとお金、両方で揺れるのが介護なんだと思います。
親の介護費用についてよくある質問


- Q親の介護費用は月いくらかかりますか?
- A
在宅介護で月3〜7万円、施設では月15〜30万円ほどが目安です。要介護度や利用するサービス、施設の種類によって幅があります。
- Q介護費用の総額はいくらが目安ですか?
- A
介護期間は平均5年前後とされ、総額はおよそ500万円が一つの目安です。在宅か施設か、介護が長引くかで大きく変わるため、あくまで目安として考えてください。
- Q介護保険の自己負担は何割ですか?
- A
原則1割です。所得が高い人は2割または3割になります。まず要介護認定を受けることで、サービス費用の大半を介護保険でまかなえます。
- Q親の年金だけで介護費用は足りますか?
- A
在宅介護なら年金の範囲で収まるケースもありますが、施設に入ると年金だけでは足りないこともあります。まず親の年金額と貯金を確認し、不足分の見通しを立てておくと安心です。
- Q在宅と施設はどちらが安いですか?
- A
費用だけなら在宅のほうが安く済みやすいです。ただ、家族の介護負担は在宅のほうが重くなります。お金と手間の両方で、どちらが続けられるかで判断するのがおすすめです。
- Q特養と有料老人ホームの違いは?
- A
特養は公的施設で費用が安いぶん、入居の待ちが長く要介護3以上が原則です。有料老人ホームは民間で費用は高めですが、比較的入りやすくサービスも手厚い傾向があります。
- Q入居一時金はいくらかかりますか?
- A
有料老人ホームでは、数十万〜数百万円の入居一時金がかかることがあります。一時金なしのプランもあるので、月額とあわせて総額で比べるのが大事です。
- Q高額介護サービス費とは何ですか?
- A
1か月の介護の自己負担が上限を超えると、超えた分が後から戻ってくる制度です。一般的な世帯なら月4万4,400円ほどが上限の目安です。申請が必要なので市区町村に確認しましょう。
- Q介護費用は医療費控除になりますか?
- A
介護サービスの一部やおむつ代などは、条件を満たせば医療費控除の対象になります。確定申告で申請すると税金が戻ることがあるので、領収書は取っておきましょう。
- Q介護費用は誰が払うべきですか?
- A
基本は親本人の年金や貯金から払うのが原則です。子が抱え込みすぎると自分の老後が苦しくなります。兄弟がいるなら、負担割合を早めに話し合っておくと後の揉めごとを防げます。
まとめ:親の介護費用は目安を知って備えよう


親の介護費用は、在宅で月3〜7万円、施設で月15〜30万円、総額でおよそ500万円が目安です。介護保険の自己負担は原則1割で、高額介護サービス費や医療費控除を使えば負担はさらに抑えられます。
大事なのは、親のお金で賄える範囲を先に把握しておくことです。見通しが立てば、施設探しや制度の活用に落ち着いて動けます。一人で抱え込まず、ケアマネジャーや家族と分担しながら進めてください。
具体的な施設の選び方は介護施設の探し方ランキングで、介護や見送り後の全体の流れは身内が亡くなったらすることリストでまとめています。あわせて読んでみてください。











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