先に、いちばん伝えたいことから書きます。私は母の物忘れが始まった頃に家族信託を調べ、おやとこ(当時のスマート家族信託)の無料相談まで行きました。ですが判断能力の線引きで間に合わず、契約は見送りました。
※本記事にはプロモーション(広告)が含まれます。
怪しい会社なのかも先に答えます。運営は株式会社こころのカンパニー(2026年4月に旧トリニティ・テクノロジーから社名変更)で、家族信託の契約件数3年連続No.1をうたう会社です(日本マーケティングリサーチ機構調べ・2026年1月発表)。
費用も先に。初期費用は231,000円(税込)からで、信託財産のおよそ1.1%が目安です(2026年7月時点)。決して安くはありません。
この記事では、他の人の口コミと、契約まで至らなかった私自身の相談体験を、いい面も悪い面も隠さず書きます。読み終わる頃には「うちの親はまだ間に合うのか」を自分で判断できるはずです。
けんじ「親の物忘れが気になるけど、まだ大丈夫かな」と思っている人にこそ読んでほしいです。私はその「まだ大丈夫」で、間に合いませんでした。
けんじ(53歳・長男/終活ガイド上級・相続診断士)。母を3年の遠距離介護のすえ看取り、実家じまいと相続まで当事者として経験しました。家族信託は「もっと早く動けばよかった」後悔のひとつです。同じ思いをする人を減らしたくて、このサイトを書いています。



まずは他の人の声から。私の相談体験は、後半で全部さらけ出します。
\相談は何度でも無料/
電話・オンライン・対面から選べます
おやとこ(旧スマート家族信託)の良い口コミ・評判
私は契約まで至っていないので、まず本当に契約した人の声を集めました。調べていて多かった良い評判を4つにまとめます。
先に断っておくと、X(旧Twitter)に利用者の生の感想はほとんどありませんでした。契約する層が60〜80代の親を持つ世代で、口コミを書き込む習慣が薄いのだと思います。
メールで進捗が届いた
50代男性「契約までの進捗をメールでこまめに教えてもらえて、宙ぶらりんな不安がなかったです。父の信託を、締結まで迷わず進められました」
60代女性「何がどこまで進んでいるのか、そのつど文面で残るのがよかったです。電話だと聞き逃してしまうので」
家族信託は契約までに数週間かかり、途中で何をしているのか見えにくい手続きです。進み具合が文字で残るだけで、待つ側の気持ちはずいぶん楽になります。
公証人が施設に来た
60代女性「母は老人ホームにいて外出が難しかったのですが、公証人が施設まで来てくれる調整をしてもらえました。あれは自分では手配できなかったです」
家族信託の契約は、公証役場での面談が原則です。親が動けないと、この一点で詰まる家庭は多いはずです。
公証人に出向いてもらう段取りまで踏んでくれるのは、契約した人にしか分からない安心だと思いました。私はここまで進めませんでした。
担当者が丁寧だった
50代男性「家族信託コンサルタントという担当が個人名でついて、こちらのペースに合わせてくれました。急かされた記憶がないです」
この「丁寧だった」は、私が受けた無料相談でも同じでした。制度を売り込むより、こちらの家族関係を先に聞いてくる姿勢だったんです。
金額の大きい話なので、相手の温度は大事な判断材料になります。
アプリで残高が見えた
40代女性「信託した財産の残高や取引が、アプリで自動集計されて見やすいです。兄と数字を共有するのも楽になりました」
信託が始まると、託された側はお金の管理を長く続けることになります。手元で残高を確認できる仕組みは、あとから効いてくる部分だと思います。
兄弟が複数いる家庭ほど、数字が見える形で残るのは揉めごとの予防になります。私は弟と相続で一度絶縁したので、なおさらそう感じます。
おやとこ(旧スマート家族信託)の気になる口コミ・評判
いい面ばかりでは公平ではないので、気になる声も隠さず出します。数は少ないですが、頼む前に知っておきたい中身でした。
専門用語が難しい
50代男性「委託者、受託者、受益者。説明は受けましたが、頭に入るまで何度か聞き直しました。パンフを読んでも最初はぴんと来ないです」
家族信託は、登場人物の呼び名からして耳慣れません。ここでつまずくと、契約全体が急に不安になります。
私の対策は単純で、分からない言葉はその場でメモして相談員に言い換えてもらうことでした。分かったふりで進めるのが、いちばん危ないです。
費用は高めだった
60代女性「初期費用のほかに、司法書士さんの登記費用や公正証書の費用も別でかかると聞いて、総額に少し身構えました」
ここは擁護しません。初期費用231,000円のほかに、登記の実費や公正証書の費用が別途で乗ります(2026年7月時点)。
自宅の不動産を信託に入れると、総額が50万円前後になる家庭もあります。内訳の実額は、料金の章に分けて書きました。
月額がずっと続く
40代男性「月額のサポート費が続くのが、契約前に少し気になりました。任意だと分かってからは納得しましたけど」
継続サポートは月額2,728円(税込)からで、これは任意です(2026年7月時点)。入る前提の固定費ではありません。
信託は数年から十数年続くものなので、月額が要るのか要らないのかは相談の場で確かめておくと安心です。



気になる声は「用語が難しい・費用が高め・月額が続く」の3つでした。ここから、私自身の相談体験に入ります。
おやとこの無料相談に行って間に合わなかった私の後悔レビュー
ここからは、契約に至らなかった私だからこそ書けることを書きます。うまくいった話ではありません。むしろ、失敗の記録です。
物忘れが気になり調べた
きっかけは、母が同じことを一日に三度聞いてきたことでした。鍋を火にかけたまま忘れる回数も、少しずつ増えていた頃です。
調べるうちに、認知症が進むと親の口座が凍結され、実家も売れなくなると知りました。それを避ける手立てが家族信託だと。
当時のサービス名は、まだスマート家族信託でした。名前は今のおやとこに変わっています。
ちなみに、お金の話と並行して介護保険の要介護認定も進めておくといいです。申請から認定まで一ヶ月ほどかかるので、介護保険の申請の進め方を先に押さえておくと、あとで慌てずに済みます。
無料相談で聞かれたこと
相談はオンラインで受けました。家族信託コンサルタントという担当が、個人名でついてくれました。
聞かれたのは、母の年齢と健康状態、とくに物忘れの程度。それから財産の内訳、誰に託したいか、弟が同意しているか。
制度の売り込みより先に、うちの家族の中身を丁寧に聞いてくる。この順番に、私はいくらか警戒を解きました。
同じ時期に、施設のほうも電話で相談していました。何を聞かれて候補をどう絞ってもらえたかはシニアのあんしん相談室に電話した話に書いています。
判断能力の線引きの話
そこで初めて知ったことがあります。家族信託ができるかどうかは、認知症の診断があるかないかでは決まらない、と。
基準は契約する時点で、本人に判断能力が残っているかでした。自分の名前や財産、託す相手を理解して説明できれば、軽い物忘れがあっても可能性はあると。
ただし最後に判断するのは公証人です。母が説明できる状態かどうか、私はその場で自信を持って「はい」と言えませんでした。
間に合わず見送った
相談から契約までは数週間、信託が始まるまでは1〜2ヶ月と説明を受けました。私はその数週間を、迷いながら過ごしてしまいました。
費用のこと、弟にどう切り出すか、そもそも母が嫌がらないか。決めきれないまま、母の受け答えは目に見えて頼りなくなっていきました。
結局、契約は見送りました。判断能力の線を、こちらが渡りきる前に越えてしまった感覚でした。書類は一枚も交わしていません。
もっと早く動けば
あのとき即決していれば、と今も思います。悩んでいた数週間が、そのまま間に合わなかった数週間でした。
その後の母のお金の管理は、家族信託のない状態で乗り切るしかありませんでした。手続きのたびに、あの相談の帰り道を思い出します。
だから私は、契約していない身でこの記事を書いています。使ってよかったという話ではなく、動くのが遅れると選択肢そのものが消える、という話です。
同じことが、お金の備えにも言えます。生前贈与も保険の非課税枠も、親が元気なうちしか使えません。うちが何もしないまま相続を迎えた反省は相続税の生前対策の記事に書きました。
親の物忘れが気になる方は、おやとこの無料相談で今の状況を確かめられます
おやとこ(家族信託)が向いている人・向かない人
相談まで行った私の目線で、向き不向きを正直に分けます。誰にでも合う手段ではありません。
おやとこが向いている人
合うのは「親がまだ受け答えできる今のうちに、口座凍結や実家の凍結を防ぎたい」人です。判断能力が残っているうちしか、この手は打てません。
とくに、遠方の親を持つ人と、専門家を自分で探す気力がない人。窓口がひとつで、設計から登記まで役割分担して進めてくれます。
遠方の親という点では、住まいを考えるときも同じ壁にぶつかります。私が相談した先の一つはいい介護に相談したときの話にまとめたので、お金の備えと並行して施設も見ておきたい方はそちらもどうぞ。
- 親がまだ受け答えできる人
- 口座凍結を先に防ぎたい人
- 実家など不動産がある人
- 専門家探しを任せたい人
おやとこが向かない人
逆に、はっきり向かない人もいます。親の判断能力がすでに失われている場合、家族信託は組めません。この段階では法定後見しか道が残りません。
初期費用を抑えたい人にも、正直おすすめしにくいです。数十万円の初期費用と実費がかかるので、財産が小さいと割に合わないこともあります。
- 親の判断能力を失った人
- 費用を最優先で抑えたい人
- 託す財産がごく小さい人
自分がどちら側か、迷ったら無料相談で確かめるのが早いです。私のように「まだ大丈夫」で先延ばしにするのが、いちばん危ない選択でした。
おやとこ(旧スマート家族信託)の特徴・料金と申込みの流れ
相談の場でもらった説明と、公式の公表値をもとに、費用の全体像を整理します(2026年7月時点)。
| 項目 | 金額の目安(税込) | 備考 |
|---|---|---|
| 初期費用 | 231,000円〜 | 信託財産の約1.1%が目安 |
| 月額サポート | 2,728円〜 | 任意の継続サポート |
| 信託登記の司法書士費用 | 66,000円〜 | 不動産を信託に入れる場合 |
| 登録免許税 | 土地0.3%・建物0.4% | 不動産の評価額に対して |
| 公正証書化 | 5〜10万円 | 公証役場での費用 |
※各金額は公式の公表値(2026年7月時点)です。初期費用のほかに、登記の実費・登録免許税・公正証書の費用が別途かかります。自宅不動産を入れると総額50万円前後になる家庭もあります。
役割分担は明確で、設計は家族信託コンサルタント、契約書の作成は弁護士、信託登記は司法書士が担います。窓口はおやとこに一本化されます。
会社の規模感も載せておきます。年間の問い合わせは1万件超(2026年3月)、利用者満足度92%(2025年12月〜2026年3月)、提携金融機関37社(2026年2月末)、全国15拠点、最短2週間での対応をうたっています。
申込みから信託開始までの流れは、下にたたんで置いておきます。今すぐ要らない人は飛ばして大丈夫です。
おやとこの申込み〜信託開始までの流れ
無料相談は電話0120-214-097のほか、オンラインと対面から選べます。
- 無料相談を予約する
- 親の状況・財産をヒアリング
- 託す相手も伝える
- 見積もりと設計案を受け取る
- 納得したら契約
- 弁護士が契約書を作成
- 公証役場で公正証書にする
- 不動産があれば信託登記
- 信託口座を開設し信託スタート
ヒアリングの所要は1〜1.5時間です。2回目以降の相談も無料です。
契約までは相談から数週間が目安です。信託登記を行うのは司法書士で、開始までは1〜2ヶ月が目安になります。
公証役場での面談は原則必須で、ここだけはオンラインで完結しません。親が動けない場合は、良い口コミにあったように公証人に出向いてもらう調整が要ります。
家族信託の他の選択肢・法定後見と比べてみた
私が調べた範囲で、親のお金と実家を守る手段を並べます。どれを選ぶかは、親の判断能力がどれだけ残っているかで大きく変わります。
| 手段 | 使える条件 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| 家族信託(おやとこ) | 親に判断能力が残っている | 初期231,000円〜+実費 |
| 法定後見 | 判断能力が失われた後でも可 | 申立て+後見人へ月額報酬 |
| 専門家なしで家族信託 | 親に判断能力が残っている | 実費中心だが自力で設計 |
※2026年7月時点でまとめた比較です。法定後見の報酬額は財産や家庭裁判所の判断で変わります。
いちばんの分かれ道は、親の判断能力です。残っているうちなら家族信託、失われた後は法定後見という順になります。
法定後見は判断能力が落ちた後でも使えますが、後見人が家庭裁判所に選ばれ、家族の意向どおりに財産を動かしにくくなります。実家を売るにも許可が要ります。
家族信託と法定後見の線引きは、正直この記事だけでは書ききれません。任意後見まで含めた選び分けは認知症の親の財産管理をどうするかに整理してあるので、親がいまどの段階かを確かめてから読むと分かりやすいと思います。
専門家を通さず自力で家族信託を組む道もあります。ただ、契約書の不備や登記のやり直しの怖さを思うと、私にはとても踏み出せませんでした。
裏を返せば、家族信託という選べる手段があるのは「今、親が元気なうち」だけです。私はその窓を、閉まってから気づきました。
おやとこのよくある質問
相談の前に私が気にしていたことを、結論から先に答えます。
- Qおやとことスマート家族信託は違うサービスですか?
- A
同じサービスです。2023年11月にスマート家族信託からおやとこへ名称が変わりました。運営会社も2026年4月にトリニティ・テクノロジーから株式会社こころのカンパニーへ社名変更しています。中身が別物になったわけではありません。
- Q親が認知症だと、もう契約できませんか?
- A
診断の有無では決まりません。基準は契約する時点で本人に判断能力が残っているかです。自分の名前や財産、託す相手を理解して説明できれば、軽い物忘れがあっても可能性はあります。ただし最終判断は公証人が行い、判断能力が完全に失われた後は組めず、法定後見に切り替わります。
- Q費用は結局いくらかかりますか?
- A
初期費用は231,000円(税込)からで、信託財産のおよそ1.1%が目安です。これに信託登記の司法書士費用66,000円〜、登録免許税、公正証書化の5〜10万円などが別途かかります。自宅不動産を入れると総額50万円前後になる家庭もあります(いずれも2026年7月時点)。
- Q月額費用は必ずかかりますか?
- A
いいえ、月額2,728円(税込)からの継続サポートは任意です。入る前提の固定費ではありません。信託は長く続くので、要るか要らないかは相談の場で確かめると安心です(2026年7月時点)。
- Q相談は何回まで無料ですか?
- A
初回だけでなく、2回目以降の相談も無料です。所要は1〜1.5時間ほどで、電話・オンライン・対面から選べます。私も費用が発生する前に、自分の家のケースを確認しました。
- Q手続きはオンラインだけで終わりますか?
- A
終わりません。相談はオンラインで進められますが、契約は公証役場での面談が原則です。親が外出できない場合は、公証人に施設や自宅へ出向いてもらう調整が必要になります。
- Q契約から信託開始まで、どのくらいかかりますか?
- A
相談から契約までが数週間、信託がスタートするまでが1〜2ヶ月ほどが目安です。親の判断能力が落ちる前に間に合わせる必要があるので、気になった時点で早めに動くのが安全です。私はここで迷って間に合いませんでした。
まとめ:私が伝えたいのは「親が元気なうちに動いて」ということ
最後に、契約しなかった私からの正直な結論です。おやとこ(旧スマート家族信託)は、親に判断能力が残っている今のうちにしか使えない手段でした。
良い評判は「進捗が見える・公証人の段取りまで任せられる・担当が丁寧」。気になる声は「用語が難しい・費用が高め・月額が続く」。費用は初期231,000円からで、決して安くありません。
それでも私は、あの数週間の迷いを悔やんでいます。悩んでいる間に、母の判断能力の線を越えてしまったからです。
家族信託が要るか要らないかは、家庭によります。ですが「間に合うかどうか」を確かめるだけなら、相談は無料です。まだ迷っている段階でも、今の状況を聞いておく価値はあります。



契約するかどうかは、話を聞いてからで大丈夫です。私のように「まだ大丈夫」で先延ばしにしないでほしい、それだけです。
\相談は何度でも無料/
電話・オンライン・対面から選べます











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